【初心者向け】CSSでフォントの見た目を整える6つの基本
目次
フォントの基本とCSSでできること
ウェブサイトを作るうえで、「文字の見た目」はとても重要なポイントです。読みやすさはもちろん、デザインの雰囲気やブランドイメージにも大きく影響します。
CSSを使えば初心者でも文字のデザインを簡単にカスタマイズでき、フォントの色・太さ・サイズ・種類などをうまく調整してサイト全体の印象はぐっと良くすることができます。
フォントには、以下のような基本的な要素があります。
▼CSSでフォントに関して設定できる主な項目
| 項目 | CSSプロパティ例 | 説明 |
|---|---|---|
| フォントの種類 | font-family | 文字の書体を指定 |
| 文字の色 | color | 文字の色を設定 |
| 太さ | font-weight | 文字を細字〜太字まで指定 |
| サイズ | font-size | 文字の大きさを指定 |
| 行の高さ | line-height | 行と行の間隔を指定 |
| 文字間のスペース | letter-spacing | 文字と文字の間隔を指定 |
フォントの種類を指定する(font-family)
body {
font-family: "游ゴシック体", YuGothic, sans-serif;
}
まず最も基本となるのが「どの書体を使うか」という指定です。これには font-family を使います。
フォントは「複数候補」をカンマ区切りで書くことで、端末に応じて代替が効くようになります。
OSやブラウザによって標準搭載のフォントが異なるので、複数フォントを指定しておくことで意図したデザインを保ちやすいです。
▼詳しくはこちらの記事で解説しています
フォントの色を変える(color)
p {
color: #333333; /* 濃いグレー */
}
h1 {
color: rgb(255, 100, 100); /* 赤みのある色 */
}
フォントの色はcolorで指定します。色はキーワード(例: red)、16進数(例: #ff0000)、RGB形式など、複数の指定方法があります。
フォントの太さを調整する(font weight)
.light-text {
font-weight: 300;
}
h1 {
font-weight: bold; /* または 700 */
}
font-weightを使うことで文字の太さをコントロールできます。
100刻みの数値(100〜900)や normal / bold を使って調整可能です。
| 値 | 説明 |
|---|---|
| normal or 400 | 標準の太さ |
| bold or 700 | 太字(ボールド) |
| 100~900 | 100単位で数値が大きいほど太く |
フォントサイズを調整する(font size)
h1 {
font-size: 2rem; /* 基本の2倍 */
}
p {
font-size: 16px; /* 16ピクセル */
}
文字の大きさはfont-sizeで指定します。単位にはpx(ピクセル)、em、rem、%などがあります。
相対単位(em, rem)を使うと、画面サイズやブラウザ設定に柔軟に対応しやすいです。
▼em・remに関してはこちらの記事で解説しています
テキストの行間を調整する(line-height)
line-height: 1.6;
文章が改行したときの行間はline-heightで指定します。
px(ピクセル)、em、rem、%などで指定できますが、単位なし(1.6など)や emでの指定がレスポンシブの時にも便利です。
上記のような単位なしの line-height: 1.6; は、要素自身のフォントサイズに対する比率(1.6倍)として計算されます。
テキストの文字間を調整する(letter-spacing)
letter-spacing: 0.05em;
letter-spacingは 文字と文字の間にスペースを追加するための指定で、px(ピクセル)でも em(相対単位)でも指定可能です。
一般的にはem単位がよく使われます。1emは現在のフォントサイズを基準にした長さを意味し、たとえば0.05emは「文字サイズの5%」という小さな調整ですが、視覚的には十分な効果があります。
Google Fontsを使っておしゃれなフォントを導入する
「サイトの雰囲気をもっとオシャレにしたい!」
そんなときにおすすめなのが、Google Fonts(グーグルフォント)です。
Google Fontsは、無料で使えるウェブフォントのサービスで、世界中のデザイナーが愛用しています。フォントを自分で用意する必要もなく、HTMLとCSSに少しコードを追加するだけで、誰でも手軽にデザイン性の高いフォントが使えるようになります。
しかも、どのブラウザやOSでも同じように表示されるので、見た目がバラバラになる心配もありません。
Google Fonts 導入の流れ
- Google Fontsのサイト(https://fonts.google.com/)へアクセス
- 好きなフォントを選び、「タグ」をコピー
- コピーしたタグを、HTMLの 内に貼り付ける
- CSSで font-family を指定すれば完了です
<link href=""https://fonts.googleapis.com/css2?family=Roboto&display=swap"" rel=""stylesheet"">
<style>
body {
font-family: 'Roboto', sans-serif;
}
</style>
▼詳しくはこちらで解説しています
Google Fontsの注意点
Google Fontsは、サイトのデザインを手軽におしゃれにできる便利なサービスですが、使い方によってはページの表示速度に悪影響を与えることもあります。
とくに、フォントの種類やウェイト(太さ)をたくさん読み込んでしまうと、その分だけ外部からの読み込みが増え、ページ表示が遅くなる原因になります。
- フォント数・スタイルは必要最小限に:使うフォントは1〜2種類、ウェイトも必要なものだけに絞りましょう。
- 読み込みは タグで: CSS内の @import ではなく、HTMLの に で読み込む方が高速です。
- font-display: swap を活用する: フォント読み込み前でも文字がすぐ表示されるようできます。
▼詳しくはこちらで解説しています
まとめ
CSSでフォントを整えるだけで、ウェブサイトの印象は驚くほど変わります。たとえレイアウトや配色がシンプルでも、文字の見た目が整っているだけで「洗練されたデザイン」に感じられるのです。
読みやすさはもちろん、情報の伝わりやすさやサイト全体の信頼感にも直結するのがフォントの力。だからこそ、見やすく・わかりやすく・信頼されるデザインを目指すなら、「フォントの基本」をしっかり理解することが一番の近道です。